今回の震災後、外国メディアの間では、
日本人の被災地での行動を絶賛する報道が目立った。
最悪の状況下にあっても、強奪や暴動も起きず、ひたすら助け合う日本人の気質を称えていた。
その一方、テレビやネットを見ていると、心無い行為や言動があるのも事実である。
被災地では、
救援所内での車上荒らしやガソリンを盗む行為、
コンビニ強盗、
瓦礫の中の金庫強奪などが起きている、
との記事を多く見かける。
こうした行為を「生きるためだから」とか「被災地だから」と見過ごすことはできない。
仮に百歩譲って、こうした行為に対し寛大な見方ができたとしても、被災地ではないところで
次のようなことが起きていることに対しては、
日本人の醜さ、愚かさを感じるし、許しがたい行為だと思う。
米、パン、乾電池、ティッシュペーパーなどの買い占め。
ガソリンスタンドに長蛇の列ができ、そこでのトラブル。
自分の思いが叶わないからと、スーパーのレジの女性に罵声を浴びせる客。
こうした光景に出くわすことは少なくない。
買い占め行動など、オイルショック後のティシュペーパー買い占めの歴史的教訓が、
何も活かされていない顕著な表れである。
これでは、「みのもんた」の番組を見て、
健康に良いからとココアやバナナを買い占める普段の生活と何ら変わりないではないか。
こうした非常時だからこそ、普段より控えめの生活、質素な生活が求められるはずなのに。
テレビに出ている人、有名人の言葉は信じるけれど、身近な隣人が信じられないという傾向は
現代人の特徴になっている。
買い占め行為などはその最たる事例と云える。
原発事故に絡む風評被害が出ることも、荒んだ心と互いの信頼関係がないことが原因であろう。
先般、石原都知事が今回の震災を「天罰」と称して非難されていたが、
言葉不足と彼の立場での発言としては誉められないが、言わんとすることは分からぬこともない。
これまで私たち人類は自分たちのためだけに、自然に手を加え破壊してきた。
無計画な森林伐採、乱獲によるたくさんの種の絶滅、
天然資源の乱用による大気汚染及び気温の上昇など。
その程度・範囲は、もしかしたら禁断の領域まで及んでしまったのかもしれない。
その結果、地球温暖化によると考えられている気候変動は、
世界各地で様々な自然災害を引き起こしている。
そうした兆しを自然から我々への警鐘と捉えるかどうかはそれぞれの判断であるが、
こうした自然災害を「天罰」と捉え、今までの生活を省みて改めていくことは、
決して無駄なことではないし、間違ったことではないと思う。
ただ、素直に納得できないこともある。
天罰の矛先である。
天罰の「天」には「大自然の力」、「神」といった意味合いがある。
神さまの怒りは決まって発展途上の国々や南の島々に向けられる。
今回のケースでいえば東北地方。
文明の恩恵を比較的受けていない、
地球温暖化の原因とは程遠い地域であり、罪のない人たちである。
こうした不条理には到底納得できない。怒り憤りを覚える。
近年、「アルマゲドン」「デイ・アフター・トゥモロー」「インディペンデンス・デイ」など、
地球、人類の危機・破滅を題材にした映画がヒットしている。
今回、実際の地震・津波の映像を見ると、こうした一連の映画を、
フィクションや仮想の世界に限られたこととして、
安易に片付けてはいけないという自戒の念に駆られる。
極めて現実性を秘めた深刻なメッセージと捉えるべきだと思う。
世界はいま、いがみ合うのではなく、協力し合わなければいけないときなのだ。
先日、窓から外を眺めていると、暴走族のように小刻みにエンジンを吹かし、
いたずらにガソリンを振りまきながら走り去っていくバイクの轟音を聞いた。
被災地をはじめ、全国、全世界が助け合いの行動でひとつになっているときに、
こうしたシラケた連中は何を考えているのだろう。
今回のような未曾有の災害を目の当たりにしても、未だ目覚めないこうした連中は、
究極の不幸がわが身に降りかからない限り懲りないのだろうか。
かつて幼少の頃、子供たちの間でよく使われるひとつのフレーズがあった。
「いじめっ子」や「不親切な子」に対して発せられるのだが、
そのフレーズは不思議と、カッとなった気持ちを静めてくれ、気休めとなった。
心の中で静かに囁くそのフレーズ「バカは死ななきゃ治らない」
彼らを見ていると、このフレーズが思い出される。
これまでに紹介したいくつかの心無い事象・行動は一部の人間の我欲行為と信じたいが、
実に情けない限りである。
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