How's everything? COFFEE BREAK: MALTA 「A Letter From September」 from ALBUM「Summer Dreamin'」
「今年の夏は暑かった!」なんて毎年のように繰り返しているが、確かに今年は歴代の最高気温都市が、これまでの埼玉県熊谷市から高知県四万十市に移り、その最高気温も41.0℃を記録するなど、気象に関する記録をことごとく塗り替えた本当に暑い夏だったのだ。
だが、このところは朝晩はめっきり涼しくなり、秋の気配をハッキリと感じるようになった。そうなると人間というものは欲張りで、あんなにもウンザリしていた夏の暑さが恋しくなる。そんな季節にピッタリの曲が今回紹介する 「A Letter From September」である。サックス奏者MALTAのアルバム「Summer Dreamin'」の中の一曲である。
リリースが1985年ということで収録曲の中にはアレンジ面でチョッと時代を感じてしまうものもあるが、それはそれで「あの時はこうだったな~!」と懐かしく思いながら楽しく聴くことができる。
今回 「A Letter From September」をアルバムの中で最も優れたナンバーとして採り上げたが、このアルバムは実はアルバム全体で一つの物語を構成しているようで、一曲を独立した形で味わい語るのは、もしかして邪道だったのかもしれない。本来、アルバムとはそうした聴き方をするものなのだろうが、話はここまで来てしまったので気を取り戻し先へ進むことにしよう。
とりわけアルバムタイトルの「Summer Dreamin'」という曲がアルバムの中では重要な役割を果たしていて、冒頭と最後に配置されているのは、小説やドラマでいうところのプロローグとエピローグを意識してのことだろう。特に10曲目の当該曲「A Letter From September」から最終曲の「Summer Dreamin' II」への流れはいたって自然且つ必然である。
本来、哀愁を帯びたメロディーの「A Letter From September」が最終曲で、このアルバムを閉めていたのかもしれない。だが仮にアルバム構成がそうした単純なものだったら、これほどまでに強烈な印象をわたしに与えたであろうか。11曲目で、波音が効果的に使われている「Summer Dreamin'」が「Summer Dreamin'Ⅱ」として繰り返えされ、わたしたちリスナーはあたかも過ぎ去りし時間を愛おしんでいるかのような心境にさせられる。まさにひと夏の思い出は文字通りのエンドレス・サマーになったかのようである。
毎年、この時期になると何度か掛けてしまうナンバーである。
だが、このところは朝晩はめっきり涼しくなり、秋の気配をハッキリと感じるようになった。そうなると人間というものは欲張りで、あんなにもウンザリしていた夏の暑さが恋しくなる。そんな季節にピッタリの曲が今回紹介する 「A Letter From September」である。サックス奏者MALTAのアルバム「Summer Dreamin'」の中の一曲である。
MALTA 「Summer Dreamin'」 |
1 | Summer Dreamin' | 1:11 |
2 | Morning Flight | 4:54 |
3 | Sea Express | 3:47 |
4 | Ocean Side | 4:13 |
5 | Super Wave | 2:46 |
6 | All Through The Night | 4:08 |
7 | Fancy Walkin' | 4:34 |
8 | Sunshine Street | 4:47 |
9 | Have A Nice Day | 4:01 |
10 | A Letter From September | 4:14 |
11 | Summer Dreamin' II | 3:00 |
リリースが1985年ということで収録曲の中にはアレンジ面でチョッと時代を感じてしまうものもあるが、それはそれで「あの時はこうだったな~!」と懐かしく思いながら楽しく聴くことができる。
今回 「A Letter From September」をアルバムの中で最も優れたナンバーとして採り上げたが、このアルバムは実はアルバム全体で一つの物語を構成しているようで、一曲を独立した形で味わい語るのは、もしかして邪道だったのかもしれない。本来、アルバムとはそうした聴き方をするものなのだろうが、話はここまで来てしまったので気を取り戻し先へ進むことにしよう。
とりわけアルバムタイトルの「Summer Dreamin'」という曲がアルバムの中では重要な役割を果たしていて、冒頭と最後に配置されているのは、小説やドラマでいうところのプロローグとエピローグを意識してのことだろう。特に10曲目の当該曲「A Letter From September」から最終曲の「Summer Dreamin' II」への流れはいたって自然且つ必然である。
本来、哀愁を帯びたメロディーの「A Letter From September」が最終曲で、このアルバムを閉めていたのかもしれない。だが仮にアルバム構成がそうした単純なものだったら、これほどまでに強烈な印象をわたしに与えたであろうか。11曲目で、波音が効果的に使われている「Summer Dreamin'」が「Summer Dreamin'Ⅱ」として繰り返えされ、わたしたちリスナーはあたかも過ぎ去りし時間を愛おしんでいるかのような心境にさせられる。まさにひと夏の思い出は文字通りのエンドレス・サマーになったかのようである。
毎年、この時期になると何度か掛けてしまうナンバーである。
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