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音楽聴きくらべ_003「Cinema Paradiso ニュー・シネマ・パラダイス」

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課題曲 #003 Love Theme from "Cinema Paradiso"      Nuevo Cinema Paradiso      ニュー・シネマ・パラダイス 作曲:エンニオ・モリコーネ 1989年イタリア、フランス共同制作による感動映画のテーマソング。 古くは「自転車泥棒」「マルセリーノの詩」など子供の目線で訴えかけるヨーロッパ映画の名作があったが、そうした作品群に匹敵する近代の傑作名画ではないかと思う。 星の数ほどある映画のなかで、やがては時間の経過とともに人々の記憶の中からそのほとんどがたとえ消え去っても、この名作は僅かな生き残りの中に、必ずや入る作品と確信している。 1990年アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞、カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞など多くの賞に輝いたことでも、その辺りは頷ける。 作品の内容や素晴らしさは、改めてここで触れるまでもないだろう。 だが、それにも況して感動したのは、エンニオ・モリコーネ作曲によるテーマ曲「Love Theme from "Cinema Paradiso"」である。 今更、「映画における音楽の重要性」を私がこの場で熱弁を振るったところで愚の骨頂なので控えるが、この映画とテーマ曲の結びつきは、極めて特別なような気がする。 情景に合わせ、場面を盛り上げる効果といった役割は、言うまでもなく音楽によって果たされているが、それ以上に、このテーマ曲はストーリーの中に完全に溶け込んでいるようにさえ思える。 それは言い換えるなら、ストーリーを知る上で必要不可欠な台詞と同じ役割をこのテーマ曲が担っているということである。 仮にこのテーマ曲が付かなかったら、ストーリーはおぼろ気で、これまでのように人々の心も掴めなかっただろうと想像する。 それでいてこの曲は、映画を離れ、たとえ独立した形で演奏されても、音楽として充分通用する一級品でもあるのだ。 多くのクラシックのアーチストがこの曲を採り上げていることでも、この曲が優れた楽曲であることの裏付けであろう。 かつてのマカロニ・ウエスタン「夕陽のガンマン」などの音楽を担当したエンニオ・モリコーネ。 そのメロディーメーカーとしての多彩さと多才さに脱帽である。 <収録アルバム紹介> ...

小林可夢偉、モナコで5位に入賞したが・・・

5月29日のF1モナコグランプリで日本人ドライバーの小林可夢偉が5位に入賞した。 ジャッキー・スチュワート、ジェームス・ハント、ニキ・ラウダの時代からF1レースに関心があった私としては嬉しかった。 これまで、中島悟に始まり何人かの日本人F1ドライバーが挑んだものの、 その市街地サーキットの難しさにことごとく敗れたモノコ。 これまでの記録では、中島悟の息子である中島一貴が2008年にマークした7位が最高位だった。 こうしてみると、過酷な難コース、モナコでの小林可夢偉の5位は確かに立派な記録である。 ただ、素直に喜べないことが放送中にあった。

マイクロソフトさん もうですか?

「Windows8は2012年にリリースへ ― バルマー氏が名言」 2011年5月24日のMSNトピックスにこんな記事が載っていた。 Windowsといえば、Windows7が2009年7月にリリースされたばかり。 動作が遅いことで悪評だったWindows Vistaに代わり、満を持してリリースされたWindows7が 僅か3年で交代とは・・・

音楽聴きくらべ_002「Antonio's Song  アントニオの歌(邦題)」

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課題曲 #002  「 Antonio's Song  アントニオの歌(邦題) 」 作曲:Michael Franks 作詞:Michael Franks (演奏) ピアノ:Joe Sample ベース:Wilton Felder ドラムス:John Guerin ギター:Larry Carlton サックス:David Sanborn パーカッション:Ray Armando マイケル・フランクスが1975年に発表したアルバム「スリーピング・ジプシー」 今回採り上げる「アントニオの歌」はこの中の一曲。 レコード時代に購入しているが、CDでは持っていない。 代わりにベスト盤を持っている。 1975年発表のアルバム 「スリーピング・ジプシー」 iTunes Storeで試聴できます 当時、AORの先駆者的存在だった彼は、この一曲でその地位を不動のものにしたと云っても、過言ではないだろう。 ボサノバとジャズの香り漂う、洗練された都会的サウンドは、 聴く者をゴージャスな気分にさせてくれる。 彼自身、ボサノバとの出会いがその後の彼の音楽的方向性を大きく変えたと述べているように、 この「アントニオの歌」はボサノバの影響そのものである。 事実、タイトルにあるアントニオはボサノバの巨匠「アントニオ・カルロス・ジョビン」のことであり、 この曲は彼に捧げられている。 この曲を初めて知ったのは、恐らくどこかの喫茶店の有線放送で流れていたのを聞いた時だと思う。その時は気にならなかったが、今思えば超豪華ミュージシャンの競演盤だ。  こちらはベスト盤CD 当然、収録されている。 その状況はおぼろ気な記憶だが、その時の印象は実に強烈だった。それは、これまで聴いてきた音楽とはまったく異質で、ワクワクするほど新鮮だったから。AORというジャンルにいながら、それでいて同系のアーチストとは一線を画する存在。 その意味では、ギルバート・オサリバンと共通したところがあると私は勝手に思っている。 (ギルバート・オサリバンもロックのジャンルに分類されながら、その存在は特異である。) そんな個性派で都会派のマイケル・フランクスの曲にあって、この「アントニオの歌」は更に異質な存在に思える。 それは...

音楽聴きくらべ_001「The Windmills Of Your Mind ( 風のささやき)」

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  課題曲 #001 「The Windmills of Your Mind   風のささやき(邦題)」 作曲 :Michel Legrand 作詞 : Alan & Marilyn Bergman ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 本来、スティーブ・マックイーン主演の映画「華麗なる賭け」(1968年日本公開)の挿入曲。 映画ではノエル・ハリスン<NOEL HARRISON>が唱っていた。 その難解な詩はAlan & Marilyn Bergmanの二人によるものだが、 詩の内容は直接映画とは関係ないようである。 映画の中で、この曲は主人公トーマス・クラウンがひと時の安らぎを求め、グライダーで大空を飛行しているシーンで流れる。 眼下には広大な緑の草原が広がり、グライダーのスローモーションを思わせる優雅な動きは、 ルグランの流れるようなメロディーラインをなぞるかのように飛行し、とても印象的なシーンである。 歌詞の難解さは、その時の主人公の複雑な心境を投影しているかのようで効果的に使われていた。 当時無名だった歌手ノエル・ハリスンのソフトで響きのある声質も、臨場感を必要とするその場面にはぴったりだったように思う。 映画にとって音楽が如何に必要不可欠かを再確認させられた作品であった。 余談だが、 日本での公開は1968年。 私が高校生の時である。 映画少年だった当時の私は、その頃007シリーズなど比較的ませた映画を観ていた。 それでも、「華麗なる賭け」のフェイ・ダナウェイの魅力を当時の私は理解できなかった。 改めて楽曲の話題に戻ろう。 作曲者ミシェル・ルグラン自身ジャズ畑のアーチストのためか 全体的にこの曲を取り上げるアーチストはジャズ系のアーチストが多いようだ。 というか、楽曲自体、そもそもジャズに適した作品だったのだろう。 <収録アルバム紹介> The Windmills Of Your Mind ( 風のささやき) アーチスト:Dusty Springfield  アルバムタイトル:The Best of Dusty...

スタンダード・ナンバー

音楽の世界ではスタンダードと云えば スタンダード・ナンバー(standard number)のことを指す。 果たして、スタンダード・ナンバーと呼べる曲はどのくらいあるのだろうか。 「慕情」「煙が目にしみる」「ムーンリバー」「エデンの東」など挙げれば限がない。 「ポピュラー音楽で、長年にわたり、多くの演奏家や歌手に とりあげられてきた曲」(小学館「例文で読むカタカナ語の辞典」より) と辞書にあるが、

外国メディアは称賛するけれど・・・

今回の震災後、外国メディアの間では、 日本人の被災地での行動を絶賛する報道が目立った。 最悪の状況下にあっても、強奪や暴動も起きず、ひたすら助け合う日本人の気質を称えていた。 その一方、テレビやネットを見ていると、心無い行為や言動があるのも事実である。 被災地では、 救援所内での車上荒らしやガソリンを盗む行為、 コンビニ強盗、 瓦礫の中の金庫強奪などが起きている、 との記事を多く見かける。 こうした行為を「生きるためだから」とか「被災地だから」と見過ごすことはできない。 仮に百歩譲って、こうした行為に対し寛大な見方ができたとしても、被災地ではないところで 次のようなことが起きていることに対しては、 日本人の醜さ、愚かさを感じるし、許しがたい行為だと思う。 米、パン、乾電池、ティッシュペーパーなどの買い占め。 ガソリンスタンドに長蛇の列ができ、そこでのトラブル。 自分の思いが叶わないからと、スーパーのレジの女性に罵声を浴びせる客。 こうした光景に出くわすことは少なくない。 買い占め行動など、オイルショック後のティシュペーパー買い占めの歴史的教訓が、 何も活かされていない顕著な表れである。 これでは、「みのもんた」の番組を見て、 健康に良いからとココアやバナナを買い占める普段の生活と何ら変わりないではないか。 こうした非常時だからこそ、普段より控えめの生活、質素な生活が求められるはずなのに。 テレビに出ている人、有名人の言葉は信じるけれど、身近な隣人が信じられないという傾向は 現代人の特徴になっている。 買い占め行為などはその最たる事例と云える。 原発事故に絡む風評被害が出ることも、荒んだ心と互いの信頼関係がないことが原因であろう。 先般、石原都知事が今回の震災を「天罰」と称して非難されていたが、 言葉不足と彼の立場での発言としては誉められないが、言わんとすることは分からぬこともない。 これまで私たち人類は自分たちのためだけに、自然に手を加え破壊してきた。 無計画な森林伐採、乱獲によるたくさんの種の絶滅、 天然資源の乱用による大気汚染及び気温の上昇など。 その程度・範囲は、もしかしたら禁断の領域まで及んでしまったのかもしれない。 その結果、地球温暖化によると考えられている気候変動は、 世界各地で...