モウクワで現在行なわれている「陸上世界選手権 第14回モスクワ大会」
このところの日本の猛暑ほどではないにしても、それでもモスクワのこの時期としては異例の暑さが続くなかでの競技と聞く。世界のトップアスリートのこと、熱中症なんて心配する必要はないのだろうが、過酷な状況下での各選手の集中力は驚異的である。そんな世界のアスリートの連日の真剣勝負に対しては只々頭が下がる思いだ。改めてご苦労様と言いたい。
それに対し、リラックスムードでテレビ観戦を楽しむことができるこの環境に私たちは感謝しなければならないだろう。そして熱戦を繰り広げるアスリートたちに対しても。
だが、そんな熱い闘いムードをシラケさせることがひとつあることにみなさんは気が付いただろうか。そう、放送の仕方である。コマーシャルが長く多いのはTBSという民放なので致し方ないとしても、あの織田裕二のコメントはいただけない。彼の暴走を何とかコントロールしている中井美穂アナを毎回毎回気の毒に思っているが、観ていて気持ちの良いものではない。これまでの評判から番組進行役を降板する、あるいはさせられるのではと密かに期待していたのだが、スタートしてみれば続投ということでわたし自身大変ショックだった。それならば、少しは過去を反省して多少なりとも自分自身の感情(ペース)をセーブするのかと期待したが、ここ数日の放送を観ている限り一向にその気配は無いようである。
過去の織田氏の世界陸上の放送を観た方はお分かりだろうが、放送中の彼はまるで酒気帯びかと疑うほどのハイテンションかと思えば、急に下を向き考え込んだようになるなど落ち着きがない。番組中の彼の行動はまさにやりたい放題である。仮に、それが役者として番組を盛り上げようとするパフォーマンスだと弁解されても、視聴者側からすれば空回りとしか見えないし、鬱陶しく思えるだけで納得できない。
念のためここで確認しておくが、いま私たち(少なくとも私)視聴者は織田裕二主演の「踊る大捜査線」を観たいと思ってテレビのスイッチを入れた訳ではない。世界の超一流アスリートのパフォーマンスを純粋に観たいと思っているのである。これから始まる筋書きのないスポーツドラマに只々注目したいだけで、そこに変な小細工や演出は必要ないのだ。率直なところ、彼の話は何の役にも立たないし、彼でなければという必然性も何ひとつ浮かんでこない。その時間をもっと別の注目されていない種目などに割り当ててもらった方がどれほどありがたいことか。
また、日本の選手や注目の選手への偏った注目度は異常としか思えない。例えば100メートルのボルトや女子棒高跳びのイシンバエワに対してのそれである。彼らが悪い訳ではないが、本番前の控えの場面やウォームアップのシーンを再三映し出されても、正直「いい加減にして」というのが本音である。確かに彼らはスポーツ界で飛び抜けたスーパースターかも知れないが、あそこまで特定選手に時間を割く必要はないはずである。その度に「間もなく・・・」「この後・・・」と放送されるが実際に彼らの競技が始まるのは遙か後で、じらされることこの上ない。私のなかでは「間もなく」「この後」という言葉の概念が大きく変わってしまったように思う。
更に、プロモーションビデオ的な選手を紹介するビデオを何度も執拗に繰り返すのも時間の無駄に感じたしウンザリだった。要はすべて程度の問題なのだが。
実際、そうした時間の無駄使いによる弊害があった。その最たる事例としてこんなことがあった。
12日に行われた女子砲丸投げ決勝(私は大変注目していたのだが)である。結果はニュージーランドのバレリー・アダムズ(Valerie Adams)が優勝したのだが、その模様はリアルタイムではまったく映し出されなかった。忘れられたのかどうか本当の理由は分からないが、番組最後の方で慌てて競技結果を付け加えたところをみると、恐らく失態だったのだろう。何とも失礼な扱いでお粗末な結果だった。考えてみれば、およそ5時間に亘る番組である。特定選手への偏重と織田氏の不必要なコメントを割愛していれば、いくらでもその中で割り振れたはずなのにと思うと残念でならない。
昨今、今回の世界陸上をはじめとして、スポーツ番組にアイドルや有名タレントをコラボさせるような番組企画が目立つ。野球の始球式を女子アイドルが行う程度のことなら許せるが、どちらが主なのか分からないような行き過ぎの番組があるのも確かである。オリンピック中継なども含め、スポーツ番組は何時からこんな傾向になってしまったのだろうか。かつてはスポーツ中継番組というとその局のスポーツ専門アナウサーとスポーツ評論家、あるいはその種目のOB選手がゲストとして出演する程度のシンプルなものだった。それでも私たちは十分熱戦を堪能できていたのに・・・
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