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あの頃、僕のシネマ パラディーゾ: 「アウトサイダー (原題 The outsiders)」

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今回紹介する映画はこれまでの作品にくらべると、ずっと新しい作品になります。 トーマス・ハウエル、ラルフ・マッチオ、マット・ディロン、パトリック・スウェイジ、エミリオ・エステベス、 ロブ・ロウ、トム・クルーズ、そしてダイアン・レインなど、 後にハリウッド映画を代表するスターたちがまるでタイムスリップして同窓会をしているような作品。 それが今回紹介する1983年制作の映画 「アウトサイダー 原題 The outsiders」です。 彼らの若かりし新人時代の演技を見ることができる貴重な作品です。 この映画を最後に観たのはいつだったか? 何れにしてもかなり前のことは確かです。 フランシス・コッポラ監督の作品で、これほどのスターを揃えながら、 不思議なことに、当時は期待したほどのヒット作品にはならなかったのです。 評論家の前評判も酷評が目立ち、出だしからつまずいた作品のようです。 作品が制作された年代(1983年)からすると、日本ではVHSやβのビデオが全盛のころで、 レンタル・ビデオショップが流行っていましたね。 確か、レコードに代わりCD(コンパクト・ディスク)が販売されたのも、この1983年だったように記憶しています。 そう、この時代ってメディアの転換期で、大きく動き始めた時代だったんです。 そんな訳で、わたしもレンタル・ビデオショップでこのビデオ「アウトサイダー」を借りた記憶はあります。 でも、映画の印象は正直なところあまり残っていません。 当時は1日1~2本は借りて観ていましたから、無理もありませんが。 何かその頃は義務感のように映画を観ていたような気がします。 日常のルーチン業務のように。 いま思うと「よくそんな時間があったな~」といった感じです。 それから何年かして偶然に、 スティービー・ワンダーが歌っているこの映画のテーマ曲「Stay Gold」を聞いたのです。 その時はとても感動したのを憶えています。 でも、この時は「Stay Gold」という曲と映画「アウトサイダー」との関連付けができていませんでした。 ようやくテーマ曲と分かった時点で、もう一度映画を観たくなりDVDを買いました。 それ以来、スティービー・ワンダーのアルバムをかなり調べたのですが、 この曲が収録されているア...

モハメド・アリの思い出

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6月3日、元世界ヘビー級チャンピオンのモハメド・アリ氏が亡くなった。 アリの名前を聞いて思い出すのは、やはり当時無敵と言われていたジョージ・フォアマンと対戦した「ザイール(キンシャサ)の奇跡」と呼ばれているあの試合である。 当時、大学生だった私は数人の仲間と友人宅でテレビ観戦したのをいまでもハッキリと憶えている。 圧倒的なハードパンチをもつフォアマンに対し、既に全盛期を過ぎたアリは絶対的に不利というのが大方の予想だった。 私自身も、さすがのアリもフォアマンの前では一溜りもないのではと不安な気持ちで観戦していた。 テレビの画面では、無敗の王者に挑むアリの勇気だけが無謀に独り歩きしているように思えた。 私には、それはまるでお釈迦様に挑む愚かな孫悟空のように見えた。 しかしながら、その勇気が何とか彼の面目を保っているかにも感じられた。 僅かな期待感はあったのである。 試合の前半は予想通りアリはフォアマンのパンチに圧倒され、防戦一方だった。 誰もがアリの勝利はないと思ったに違いない。 そんな中、8ラウンドに奇跡が起きる。 明らかに打ち疲れしたフォアマンにアリは襲い掛かった。 それは一瞬の出来事だった。 フォアマンはマットに沈み、レフェリーの10カウントが数えられ、アリは勝利したのである。 それは信じ難い光景だった。 こうした彼の試合スタイルや生き方に感化されないファンが果たしていただろうか。 とにかく、カッコよかった。誰もが彼に憧れた。 彼が一時代を築き、その時代の最大のヒーローだったことは確かだ。 そんな彼には「ザイール(キンシャサ)の奇跡」とともに語り継がれている伝説がもうひとつある。 それは、ローマオリンピックで金メダル獲得しアメリカに凱旋した際、 黒人に出す食事はないとレストランで入店拒否され、 首にかけた金メダルは何の役にもたたなかったとオハイオ川にメダルを投げてしまった事件。 これはあまりにも有名なエピソードだが、実は作り話だったという。 しかし、アリを以ってすると作り話が真実以上に真実味があるのだから不思議だ。 このエピソード(その時は少なくとも実際の出来事と思っていた)は、私にとって衝撃だった。 大袈裟なようだが、その後のわたしのものの考え方や生き方に大きく影響したといってもい...

ジャケ買い天国: シリーズ第5弾「ジュリアン・キャノンボール・アダレイ  ソフィスティケイテッド・スイング」

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JULIAN "CANNONBALL"ADDERLEY  SOPHISTICATED SWING ジュリアン・キャノンボール・アダレイ  ソフィスティケイテッド・スイング SIDE-A 1.ANOTHER KIND OF SOUL 2.MISS JACKIE'S DELIGHT 3.SPRING IS HERE 4.TRIBUTE TO BROWNIE SIDE-B 1.SPECTACULAR 2.JEANIE 3.STELLA BY ATARLIGHT 4.EDIE McLIN 5.COBBWEB <アーチスト> ジュリアン・キャノンボール・アダレイ(as) ナット・アダレイ(tp) ジュニア・マンス(p) ジミー・コブ(ds) サム・ジョーンズ(b) 録音:1957年2月7、8日 昨今のアナログ(レコードなど)ブームは安易なトレンドとしての懐古趣味ではなく、地にしっかりと根付いた本物なのかも知れない。 その動きはレコードに留まらず、カセットテープにも及んでいるとか。 ほぼ同時期に注目されだした話題のハイレゾブームよりも、大きな潮流になっているように私には思える。 数ヶ月後には、復活したあのオーディオブランド「Technics」から、ターンテーブルの名器「SL-2000シリーズ」が限定モデル含め販売されるということも大きな話題で、こうした動きはレコードブームを牽引する強力な要素になることは間違いないだろう。 というか、企業としてのマーケティングが、「こうした今の流れは長続きする」という判断を下したのだから、期待してよいのだろう。 数年前までは寂しい店内だったDISK UNIONなども、最近ではいつも盛況そのものである。 明らかに何かが変わってきている。 そんな前置きはともかくというか、その流れに乗ってというか、今回紹介するアルバムはCDではなく、LPレコードである。 選んだのは、表題のアルト・サックス奏者キャノンボール・アダレイの「ソフィスティケイテッド・スイング」 このアルバムはわたしのレコード購入歴で一番最後に買った記念すべきレコードである。 ただ、このコーナーのタイトル通り「ジャケ買い」だったかどうかはあまり自信がないのだが、当時のこ...