CPUファンの回転音がうるさい!そんなCPUファンが暴走したとき、私が試したこと
新品のころは快適に動作したデスクトップPCも、人間(私)同様に時間の経過とともに至るところにガタがきて、処理速度も動作音も気になってくるのは致し方無いこと。
誰しも経験のあるところだと思います。故障とまではいかないまでも、こうした症状は意外と気になるものです。
今回取り上げるのは、そんなPCトラブルのなかで私自身が何度か経験した、CPUファンの暴走を解決した体験談です。
CPUファンの音がうるさい場合、その解決法をネットで検索すると、電源オプションの設定をチェックすることをアドバイスした記事をよく見かけます。
WindowsのOS系の設定、例えば電源オプションの電源プランを「アクティブ」から「パッシブ」に変更してみるなどですが、私の場合、症状はほとんど変わりませんでした。
そんなとき初歩的な基本部分を見直してみると、意外と効果あることがあります。
以下はそんな私のケアレスミスによるトラブルの対処法です。
今、わたしが現役PCとして使っている中で一番古いのが、2010年6月に購入したDELLの「Studio XPS 435t/9000」というデスクトップPCです。この投稿時点(2021年2月)で
10年以上経過しています。
そして、これまでにこのPCで2回ほどCPUの暴走を経験しています。
原因のひとつは意外にも「ホコリ」にあった
一回目は、このデスクトップPCを床に直接置いていたときに、日々のホコリがPCの筐体内に溜まりに溜まり、特に冷却ファンの吸気口に大量に付着し空気の流れをふさいでいたことが原因で起こりました。いわゆるオーバーヒートを起こした状態でした。
あたかもジェット戦闘機が飛び立つ時のようなけたたましい回転音が起動中ズッと鳴り響いておりました。この時は、筐体内と吸気口を掃除機やハケで掃除しただけで難なく解決できました。
更なる原因は「乾燥」だった
次に起こったのは、一年半ぐらい前のことです。この時は以前に同様のトラブルを経験していたので「またあそこだな!」と安易に決めつけ、真っ先にPC筐体内を確認したのですが、ホコリはさほど付着していなかったので、アテが外れました(多少焦りアリ)。
どうやらこの時のトラブルは別の原因でした。
それではいったい何処に原因が・・・?
そんなとき、以前PCの雑誌にあった記事を思い出しました。
それはファンがうるさい場合、CPUコアとクーラー(ファン)の接面にシリコングリス(画像1)を塗るという対処法でした。
さすがにシリコングリスなど買い置きは無いので早速、家電量販店(ヨド○シカメラ)へ。
(画像1) シリコングリス |
シリコングリスを塗る手順
- デスクトップPCのフタを開け、PCのCPUコアとクーラー(ファン)の位置を確認します。
- 冷却クーラー(ファン)はマザーボード(図の青い部品)上に4本のネジで固定されていますので、それを外します。
- CPUが現れますので、上部面を確認し石灰のような渇いた物質が付着していたら、丁寧に取り除いてください。
- 上部面の付着物を取り除けたら、シリコングリスをチューブから米粒半分ほど出して、CPU上部面全体に塗ります。(柔らかなもの、わたしの場合は厚紙をヘラ状にして塗りました)
- 後は、先ほど外したクーラーを元の位置に戻しネジで固定します。
- (終了)
<まとめ>
今回の事例はあくまでも個人的なもので、多くの方に当てはまるものではないかもしれません。場合によってはハード面の大きなダメージやソフト面での設定の違いなど、そうしたことが原因でCPUファンがうるさいことも考えられます。今回の記事は解決事例のひとつとして参考にしていただければと思います。
仮に、上記のように原因がCPUとクーラーの接面の乾燥によるものであるなら、シリコングリスの効果は絶大です。
CPUファンが激しく回転し音をたてるのは、一時的なら負荷がかかる処理をCPUにさせているからで正常と考えられますが、PC起動中の通常処理でほとんどウナリっぱなしという場合は異常と考えるのが妥当でしょう。
その際は先ずCPUコアとクーラーの接面の状態をチェックして見てください。
それと本当に基本的なことですが、パソコン内部はこまめに掃除をして、特に吸気口や排気口の網の部分にはホコリが付きやすいので注意しましょう。
余談ですが、今回活躍のシリコングリスですが、画像1の商品2g入りで500円前後ですが、1回に使用する量はほんの僅か(米粒半個分ほど)ですみます。そうなると、全部使い切るには果たして何年かかるのだろうと、余計な心配をしたりして・・・
最後までお読みいただきありがとうございました。
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