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やっぱり、カラヤンはいい!

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  NoName_13 による Pixabay からの画像 とにかく、それはベルリンのイエス・キリスト教会内に響き渡り、まるで天まで届くような圧倒的な演奏だった。勿論、わたしは教会内に実際にいた訳ではない。 しかしながら、その演奏はわたし自身が恰も教会内にいるかのような圧倒的な迫力と緊張感を、わたしに感じさせてくれたのだ。 その演奏とはカラヤン、ベルリン・フィルのブルックナー交響曲第9番だった。それもイエス・キリスト教会で録音されたレコード盤でのものだ。この第9番はブルックナーの交響曲の中で私が最も好きな交響曲だから、何人かの指揮者のCDをもっているし、何度も何度も聴いてきた曲だが、このカラヤンのそれは一味も二味も別格だった。否、そのときは別格に感じられたのだ。 カラヤン、ベルリン・フィルのブルックナー交響曲第9番 1966年3月  イエス・キリスト教会にて録音 実はつい最近、CDプレイヤーとアンプが相次いで故障したために、取り敢えず別機器の接続を試みたが、アンプはあるがCDプレイヤーの方がない。やむなくレコードプレーヤーを接続し試聴となったのだが、これが思わぬ感動に導いてくれたのだ。 その感動のひとつがレコード盤の底力というか素晴らしさを再発見したことだった。 しかし、それ以上に感動したのが、このところその名前も話題もご無沙汰のカラヤン、ベルリン・フィルの唯一無二とも言える重厚な演奏だった。接続テストの意味で掛けたのだが、その再生音の素晴らしさと緊張感ある演奏に全曲を聴いてしまった。私がもっている廉価なオーディオ機器でも優れた演奏は聴き分けることができるのだと思った。 そのとき思わず出たのが「やっぱり、カラヤンはいい!」のフレーズだった。 今回は、そんなヘルベルト・フォン・カラヤンについて、多少の独断と偏見が入るが、この際お許しいただき、これまでの私説をお話しよう。 📌蛇足ながら、上記でふれた「レコード盤の底力と素晴らしさ再発見」について関心のある方は、下記の筆者別ブログ投稿を参照いただきたい。 「やっぱり、レコードはいい!」 🔷 ところで、このカラヤンのブルックナー交響曲第9番を聴くのも、尚且つレコード盤で聴くのも数十年ぶりのことだった。確か、このレコードを買ったのは高校生の時だったと思う。学生の小遣いで2,000円の出費は当時はたいそうな痛手だった...