マウリッツハイス美術館展へ
MAURITSHUIS マウリッツハイス美術館展 へ行ってきました ~オランダ・フランドル絵画の至宝~ あの謎めいた瞳を見たいがために 東京都美術館入口手前にあるオブジェ 当日の正面受付の様子 オンラインチケットだったので、代わりにこのチケットをくれた。 わたしが初めてフェルメールの実物を観たのは確か「窓辺で手紙を読む女」という作品で、さらに話を遡るとフェルメールという画家を知ったのも、雑誌等に掲載された「窓辺で手紙を読む女」だった。正直、このときの雑誌の写真からは、特別なものはなにも感じなかった。 ところで、この「窓辺で手紙を読む女」の実物作品との出会いには面白いエピソードがある。 その出会いは、1974年、ドレスデン国立美術館所蔵の作品を展示した「ヨーロッパ絵画名作展」でのことである。場所は国立西洋美術館である。 わたしの記憶では、当時の我が国ではフェルメールはまだまだマイナーな存在だったように思っていたが、この時の公式図録をみると、確かにフェルメールの「窓辺で手紙を読む女」が表紙を飾っていて、主催者側のウリはこの作品だったことに間違いはなさそうだ。どうやら、この頃からフェルメールブームは静かに始まっていたのかも知れない。 「窓辺で手紙を読む女」を表紙にした 当時の「ヨーロッパ絵画名作展」図録 (1974年) この頃は学生だったので、時間はいくらでもあり、絵画展へはよく出かけていたが、「ヨーロッパ絵画名作展」へはこの「窓辺で手紙を読む女」を観ることが目的だったのかどうか、その辺のことはほとんど自分自身でも記憶がないのだ。 ただ、この作品を見た瞬間の感動だけははっきりと覚えている。 当時、自分自身が大学生だったことを考えると、作品の良し悪し、歴史的背景云々はともかくとして、この作品全体が醸し出すオリジナリティーやエネルギーに圧倒されたのだと思う。それ以降、この作品をきっかけにフェルメールに興味を持っていくのであるから。 「窓辺で手紙を読む女」 このように、この作品との出会いは偶然だったのか、必然だったのか、その辺りは未だに 定かでないが、こうした訳のわからぬ出会いこそ、世に云う「運命的出会い」というのだろうか? 「ちがうって!」と周囲からは否定...